言語の習得について(母国語とは)

言語の習得について

母国語とは

母国語というのは様々な定義があります。
もっとも得意としていなくても、全く話せなくても自分の祖国の言語は母国語ですし、幼少期から初めて話せるようになる第一言語のことを指すこともありますし出生した国の言葉を表すのかもしれません。

しかしながら世界には複数の母国語、いわゆるネイティブで複数の言語を操る人間もいます。

このサイトでは筆者の経験を元に、言語の学習についての見解を可能な限り客観的に記述していきたいと思います。

バイリンガルマルチリンガルは可能なのか

自分の子供を英語と日本語のバイリンガルに育てたい、アメリカ人やイギリス人と同じように英語を話せるようになりたい。

このような話は巷ではよく聞く話ですし、海外に駐在や留学などで在住している方でしたら少なからず悩んだり考えたりしたことがあるのではないでしょうか。

ネイティブ水準で複数の言語を使いこなせるようになるのは結論から言うと年齢に関わらず可能です。

賛否両論がありますが、できない理由はないでしょう。
しかしながら日本で生まれ育ちある程度の年齢になると難易度が格段に上がるのは言うまでもありません。

ただ嘘のような話、20歳くらいまで日本語のみで生活していた日本人が自分の名前くらいしか話せなくなっていることもあります。

終戦後、ウクライナに抑留されていた元日本兵の上野 石之助 (うわの いしのすけ) さんは20歳くらいからウクライナウクライナ語のみで生活をしていて日本語が話せなくなっています。
また、16歳から満州に移住したとある日本人女性については終戦後中国人男性と結婚し、80歳を過ぎても中国訛りですが日本語を話してはおりましたが中国語の方が得意なようです。

私の祖母も韓国人ですが、20代半ばには日本に住み韓国人と結婚しておりますが韓国語はほとんど忘却しております。

完全に母国語を遮断し他の言語で生活をしていれば最も得意とするメインランゲージが変わることもあることを実証しています。
現代の世界で家族がいない人間はそう多くはないでしょうし、自国民と一切関わりのない生活をすることもあまりないと考えられます。
つまり自分の母国語を完全に遮断した生活を行えば一番得意な言語を他の英語などの言語に変えることも可能です。

このことからわかるようにやり方次第ではネイティブ水準の言語を複数身に付けることも可能と言うこととなります。

臨界期仮説 (一定の年齢を過ぎると新たな言語習得ができなくなるという仮説) が成立するのか検証してみましょう。
事実上この臨界期という概念は否定することはできません。
脳科学上も年齢が高くなっていくと言語を習得する速度は落ちると言われています。
9歳と言われておりますが上記の事例では当てはまりませんし、これも現代特有の根拠のない噂話程度の通説であると解釈できるでしょう。

そもそもの話ではありますが、子供が言語習得が早い、もう歳だから外国語は難しいというのは意味不明な語学が苦手な大人の言い訳だと思います。
大人の方が人生経験も多く言語を論理的に理解する、会話の中から内容を判断するという部分では大変優れており、子供はそもそも言語が確立もしておらずほぼ母国語と入れ替わりのような状態も多くみられます。

ネイティブ水準で複数の言語を身に付ける意義を考えてみましょう。
外国人と何の支障もなく自然にコミュニケーションを取ることが可能・・・

はっきりと言うとこれ以外大したメリットはなさそうです。
私は米系企業日本支社に勤めておりました。

多くの日本人はアメリカ人水準で英語ができないと仕事ができない、普段の日常会話も英語がメインで社内の書類も全部英語なんだ。
勤めているだけで英語がネイティブ水準であるように捉える人がかなり多いです。

確かに私の在籍していた会社の公用語は英語でした。
かなり高い英語力を求めれる立場の人には外国で生まれ育った人たちばかりでした。
実際は英語か日本語どちらかしかネイティブレベルで使用可能な人間しか基本的にはいませんでした。

鈍っていたり、文法が所々おかしいなどなど・・・

つまりその言語で問題なく業務が遂行できればネイティブ水準でなくとも問題がないと言えます。