ITコンサルタントのつぶやき

このブログでは、私が携わる業務やこれまでの経験や得た知見を記事として発信しております。技術的なコラムからマーケティングや経営、たまに個人的な内容も書きます。

自社の現状を知る

市場や顧客以外に、自社のことを知るには、VRIO(ブリオ)分析というフレームワークを使用します。

 

自社が持つ、経営資源 (商品・サービス、資金、人材等包括的な資源) を分析して特定 (測定) し、自社の市場での競争におけるポジションを明確化します。

 

分析対象は個別企業である自社であり、業界や市場を対象としておりませんのでご留意ください。


目的としては、競争の優位性の強化や保持から市場でのシェア拡大、新しい商品・サービスの開発、マーケティング施策の検討・改善まで広く活用することです。


VRIO分析のフレームワークは以下の4要素となります。

 

・経済価値 (Value)

・希少性 (Rarity)

・模倣困難性 (Inimitability)

・組織 (Organization)


下記にて、それぞれの要素の詳細を見ていきましょう。

 

1. 経済価値 (Value)
所有する経営資源に、経済的な価値があるのかを分析する要素となります。

 

扱っている商品・サービスに価値があるのかなどが単純な例です。

 

2. 希少性 (Rarity)
所有する経営資源に、他社が所有していない経営資源を分析する要素です。

 

独占販売権や特許、著作権等、その他の独自性の高い技術力や販売網等も同様です。

 

3. 模倣困難性 (Inimitability)
他社が模倣できない経営資源を分析する要素となります。

 

希少性 (Rarity)とセットで検討されることも多く、具体的には「該当の経営資源を獲得するのにどの程度の時間や費用をかける必要があるのか」という課題を検討することで割り出します。

 

時間や費用、技術力で追われる可能性を検討することもできれば、法的な権利で保護されており安全であるか、もしくは権利を割り出すことができます。

 

4. 組織 (Organization)
所有している経営資源を有効に活用できる組織体制であるかを分析します。

 

部署やチームへの人員の配置や企業文化の醸成、意思決定速度等それなりにこの要素には定性的な項目が含まれます。